嬉しいことに、大阪の十三にあるシアターセブンが僕らの映画をとても真剣に応援してくれている。
2024年の1月から3月に3作品を順番に上映してくれるというのだ。
まずは、1作目「Moonlight Club」。
もう、右も左も分からないままクランクインした一作目。
それまでに、かなりの本数の舞台を経験していたので、「ひろ美」という役柄は自分のものではあったのだが、カメラの前で演じる経験はなくて、とても緊張したのを思いだす。
最初は「格好悪い映像とか残るし嫌やな、男前に撮って欲しいな」みたいな「ひろ美」ではなく「博行」な気持ちもあったように思うのだが、撮影がスタートするとそれどころではなくなった。
とにかく限られた時間の中で撮影を終わらせるために、ものすごい集中力で現場が進み出したのだ。
必死で、ひろ美になって格闘した。格好よさなんて、一つも気にできない。大体、ほとんど裸みたいな衣装もあって、隠しようも取り繕いようもないのだ。まさに体当たり。
髪型も、半分くらいはズラの下にかぶるネットをそのままかぶっているという(笑)。
でも、それが、たまらなくストレートに伝わる作品になっている。
メイクも衣装も3作品でどんどんよくなっていくけれど、1作品目の荒削り感は、特別な面白さになっている。
映画館で上映されるまで1番長い道のりを辿ったのもこの作品。
編集も一番時間がかかっている。
音楽で言うならファーストアルバム。
その勢いと乱暴さをぜひ楽しみに来てほしいなと思う。
1月9日(火)の夜(おそらく18時以降)
十三シアターセブンで上映です。
チケット発売は7日前から。
https://www.theater-seven.com/mv/mv_s0700.html
心からお待ちしています!
パート1、2、3のシーンをランダムに使った予告編がこちら。